独立行政法人家畜改良センター茨城牧場業務課
- 出身大学:
- 大阪府立大学
- 卒業年次:
- 平成15年(2003年)
- 現在の所属:
- 独立行政法人家畜改良センター茨城牧場業務課
卒業後現在までの略歴
農林水産省で家畜衛生行政に携わったあとに、家畜改良センターで牛・豚の診療や防疫業務、遺伝子解析業務、文部科学省所管の独立行政法人である科学技術振興機構で大学の人材育成に関する補助金配分業務等を担当してきました。平成28年4月から現職。三人の子供を育てるため、半年から一年間の産休・育休を三回取得しました。
現在の職場に入るまでの経緯を教えてください。
私は元々人間の医者になりたかったので、「獣医師として人の命を助けることにつながる仕事をしたい!」と考えていました。
そこで国家公務員獣医職ならば、動物の命だけではなく、人の命に関わる仕事が出来そうだと考え、農林水産省に入省しました。
その後、出向先の家畜改良センターで夫と出会い結婚。仕事と家庭を両立するため、子供の急な発熱等でも対応しやすい家畜改良センターでの勤務を続けています。
仕事の内容を教えてください。
豚の改良業務に関する業務の全体統括や調整業務。
どのような点に仕事のやりがいを感じますか?
現在担当している調整業務というのは、全体をうまく進めるために人と人、人と業務をつなげていく仕事です。
調整業務を行う上で大事なのは相手の状況を想像し、立場を尊重し、相手の気持ちを理解した上で、結果を出すためにどのような方法をとるかを的確に判断することだと思います。
最先端の獣医療知識が必要となるような華やかな仕事ではありませんが、調整業務一つで皆が効率よく仕事に取り組めるか、それとも右往左往するかが決まる、大切な仕事だと思います。
自分の工夫で調整がうまくいったときは、大変うれしいです。
仕事と育児の両立において、印象に残っているエピソードを教えてください。
家畜改良センターは、産休・育休や時短制度等は整っていたことに加え、実際に利用している職員も多かったため、出産や育児に際しては特に不安に思うこともなく、使える制度をいっぱい利用しました。
長男が保育所に通い始めた頃は2週間に一度くらいのペースで発熱をしていましたし、1歳半の時には2週間近く入院(親も病院に泊まり込み)したことがありましたので、夫婦で看護休暇等を利用しながら対応しました。
また子供が小さい時は時短制度を利用して子供と過ごす時間を長くとり、長男が小学校にあがった現在は、フレックスタイム制度を利用して学童と保育所に子供を送った後に出勤することもあります。
実際に利用している職員も多いため、制度を利用する時に周囲に遠慮をしなければならないような空気はありませんでした。