関東信越厚生局健康福祉部食品衛生課
- 出身大学:
- 日本大学
- 卒業年次:
- 平成20年度
- 現在の所属:
- 関東信越厚生局健康福祉部食品衛生課
卒業後現在までの略歴
- 平成21年
- 入省
- 平成21年
- 九州厚生局健康福祉部食品衛生課
- 平成22年
- 福岡県へ出向
福岡県食肉衛生検査所
福岡県保健医療介護部生活衛生課
- 平成24年
- 厚生労働省医薬・食品局食品安全部監視安全課 乳肉安全係
- 平成26年
- 関東信越厚生局健康福祉部食品衛生課
- 平成27年
- 第一子出産のため産休・育休
- 平成28年
- 復職
- 平成30年
- 第二子出産のため産休・育休
- 令和2年
- 復職
- 令和3年
- 厚生労働省健康・生活衛生局食品監視安全課 輸出先国規制対策室
令和4年4月~10月 国際食品室併任
- 令和6年
- 関東信越厚生局健康福祉部食品衛生課
現在の職種に決めた動機を教えていただけますか?
動物だけでなく人の健康維持にも貢献できる公衆衛生学に興味があり、大学でも公衆衛生学研究室を選びました。特に厚生労働省では、zoonosis、食中毒予防等に関する政策立案や国際的な業務も行っており、幅広い業務を経験できることに魅力を感じました。
現在の仕事内容を教えてください。
令和2年に「農林水産物及び食品の輸出の促進に関する法律」が施行され、現在、政府一丸となって食品等の輸出促進に取り組んでいるところです。関東信越厚生局では、食肉や水産食品の輸出に関連する業務を行っており、特に米国、EU等へ食肉を輸出する認定施設の定期的な査察を行い、輸出相手国の求める要件に合致した衛生的な処理が行われているか確認することが獣医師の大きな役割となっています。
仕事のやりがいを教えてください。
食肉を原因とする食中毒は重篤な危害をもたらします。定期的な査察等の業務を通して日本全体の食肉衛生の向上に少しでも貢献できることは大変重要な責務を担っていると思います。
また、厚生労働省の業務は、現在の業務に限らず、一人一人が当たり前に健康な生活を送ることができる世の中を作ることにつながるので、やりがいを感じられると思います。
仕事と家庭の両立で苦労することはありましたか?また、それをどのように乗り越えられましたか?
泊りがけの出張が多い職場なので、正直なところ、夫や家族の協力なしにはこの仕事を続けていくのが難しい部分はありますが、復職したばかりの頃はなるべく近場で日帰りできる場所への出張を組んでいただいたり、事務所内での業務をメインにしていただいたりと、職場の同僚からも沢山サポートしてもらうことで、仕事を続けられています。また、育児中は子供の急な体調不良での呼び出しは付き物ですが、最近は、テレワークやフレックスタイム制度等の育児支援制度も充実しており、通院後にテレワークで業務再開することができるようになりましたし、学校の個人面談や行事等にも大変参加しやすくなりました。
また、全国の自治体の方々と一緒にお仕事したり、WTO・SPS委員会への参加、海外のと畜場視察研修、海外からの査察の受け入れ等、大変貴重な経験をさせていただきました。大変多くの方々と顔見知りになれるのは、国家公務員ならではかもしれません。